夕方、雷がひどかった。雨も強くなってきて、しまいには停電になった。
いやー、びっくりですよ、停電。これがまた中々復旧しなくて。シャワー浴びて出かける準備をしていた時だったから大変でしたよ。パンツ探すにも暗くて見つからなかったりして。後で聞いたんだけど、電気が点いたのは21時過ぎだったって。おぉ、実に5時間近くも電気のない生活をしてたんだねー。ご苦労様、お母ちゃん。
宮本さんは、この雷雨の中弟ヒロシと宇都宮市内にいました。なんてったって今日は『宮まつり』、宮っ子の血が騒ぐってモンよ。雨だろうが雷だろうが、とりあえずオリオン通りまで出かけてた。
雷が凄くて、やっぱりパレード(小学生・中学生・高校生・一般団体によるオープンドリル演奏)は中止になってたので、とりあえずオリオン通りをブラブラしていたら、弟ヒロシが「オリオン通り限定のCDがあって、そのCDは通販もしないんだよ。しかもオリオン通りでしか売らないという…」と言ってきた。なぬー、オリオン限定?!そりゃ買わナイトって事で新星堂に入ったら、お目当てのCDは入り口にいっぱいディスプレイされていた。
2004年4月21日にリリースされた斉藤和義デビュー10年目にして10枚目のアルバム「青春ブルース」に収録されている「オリオン通り」(浜崎貴司/元・フライングキッズとの共作、共演で斉藤や浜崎が青春時代を過ごした栃木県宇都宮市の中心に位置する商店街を歌った曲)が斉藤和義の地元・栃木県宇都宮市にあるFMラジオ“RadioBerry”<レディオベリー>で4月1日からOAをした所、リスナーをはじめオリオン通り商店街の店主、地元新聞を始めとするマスコミから大きな反響を呼び、オリオン通り商店街としてもこの曲を広く地元に知ってもらい何か盛り上げる展開ができないかという働きかけから「オリオン通り」をオリオン通り商店街から8/7(土)に地域限定でのインディーズ盤という形でCD発売することが決定しました。
今回浜崎貴司さんとの共作曲もありますが、これはそもそもどういう経緯ですか。
斉藤:1月にあるイベントがあって、浜崎さんも出てたんですね。で、前からちょっと面識あったんですけど、打ち上げで浜崎さんも宇都宮出身で同郷だから、飲みながら宇都宮のローカルな話で盛り上がったんですよ。地方都市で浜崎さんも学生時代からバンドやってたから、行くところは結構カブってるんですね。で、オリオン通りっていう通りがあって……。
曲のタイトルにもなっていますが、「オリオン通り」って実在するんですね。
斉藤:そうです。アーケードがあって、宇都宮でいちばんでっかいメインの商店街なんですけど。話してるうちに『オリオン通り』って曲を作ろうってことになって。それから2人で連想ゲームみたいな感じで“情けないと言えば……財布の中身”みたいにして歌詞を作ったりとか。
すごい作り方ですね(笑)。
斉藤:面白かったですね。で、栃木って海がなくて、そのコンプレックスがあるんですよ。例えば茨城って同じような訛りで、同じように田舎度高いのに海があるから、そこだけはすごいコンプレックスなんですよ。特に高校のときって海に行くのはほんとに一大イベントで、浜崎さんもそれは思っていて。だからせめて歌のなかでは海があるようにしようって思ったんですよ。そしたら宇都宮なんだけど架空の街みたいになるかなと。
もう、ジャケットからやられてしまった。オリオン通りの上にオリオン座が光ってるという合成モノ。ベタ過ぎるというかなんというか…。こんなんで良いのかなぁ~、なんて思いながらCDを聞いた。
…、
……、
び、び、微妙です。
斉藤和義ってアレでしょ。ポンキッキーズの『歩いて帰ろう』作った人でしょ?好きだったのになー。浜崎貴司は元・フライングキッズで、イカ天出のバンドでは一番好きだったんだよねー。だからハッピーな曲調を想像していたんだけど、そんなんじゃなくて、なんか哀愁漂う曲だ。
けど、そんな事言いながら何度も繰り返し聴いていたら、良く感じてきちゃってさー、この感じは一体何なんだろう?
もうさ、ここまで盛り上がっているんだったら、オリオン通りでこの曲をガンガン流してもらいたいね。あんな、ナベサダの作ったブラジルちっくなつまらない曲流してないでさっ。宮本さんは応援するよ『オリオン通り』。