6時に出る。快晴。
カヨルくんのお迎えで出勤。
仕事はいつもの通り。後半、床掃除が入ったので、何も出来ず仕舞い。久しぶりに会ったEさんは、やっぱりエッチだ。きょうもY談に花が咲く。で、Y談をしているうちに業務終了。
帰りは歩き。
家に着いたときには、ぐったりさんだ。ぐったりした中、例の話を聞かされる。例の話とは、宮本家のお墓がある、慈光寺の赤門の事だ。結局、経済的な理由から慈光寺を出ることにした。
で、
収蔵した骨を新しい墓に移す訳だが、これが大変なのだ。
改葬と言って、その手続きについて墓埋法の規定があるという。
1,新しいお墓の管理者(お寺や霊園など)から「受け入れ証明書」を発行してもらう。
2,慈光寺から「埋墓証明書」を発行してもらい市町村役場に申請して、「改葬許可証」の公布を受ける。
3,改葬許可証をふたたび慈光寺に提示して、住職にお墓を引き払うための供養をしてもらう。
4,改葬許可証を新しいお墓の管理者に提出し、そのうえで改めて納骨の供養をしてもらい新しい墓籍簿に記入する。
と。
この他にも、慈光寺にある墓を壊して、更地にしなくてはならないという。ま、何かとお金と労力がかかるのだ。
で、
1,の項目はクリア済みになっている。
実は、もう新しい宮本家の墓が建っているのだ。
問題は2,の項目以降だ。
宮本さんは直接慈光寺には行ってないのだが、お父ちゃんとお母ちゃんは、現の住職から悪態をつかれて帰ってきたという。開口一番怒鳴られ、「金が無い無いと言いながら、新しい墓を建てる金はあるんだろうがっ!」と言われてきたと。うちの親戚や知り合いが、去年のうちに慈光寺を出たので、なんとなくそんな話は聞いていたのだが、本当だったとは…。
「赤門の基礎工事が始まってから出るのだから、20万くらいは出してもらうからなっ!」とか、「オレがハンコを押さなければ、骨は出せないんだぞっ!」と、まるでヤキュザのようだったとお母ちゃんは言う。
古い墓を処分するのを、新しく墓を建ててもらった石材屋さんが「サービスでやってあげますよ」と言ってくれたので、その旨住職に伝えたら、「うちは谷田部石材しか認めない!他の石屋は入れさせないぞ!」と凄い剣幕だったそうだ。
さては谷田部石材からリベートでももらっているな…なんて思ってしまう宮本さんはダメですか、そうですか。
そんな凄い(悪い意味で)住職なら、宮本さんも行けばよかったなと反省。宮本さんだったら、ICレコーダーに録音してWEBに流しちゃうのにね。こんな住職どうよ?みたいな。
とまぁ、ご先祖様が新しいお墓に落ち着くことができるのは、まだまだ先になりそうだ。
昼、愚弟ヒデシ来宅。
新しい彼女を連れてきた。突然の事だったので、宮本さんは居留守を決め込んだ。つうか、去年の夏に、前の彼女と別れたばかりだというのに(しかも15年も付き合っていた)、この切り替え様はなに?
13時、谷田部石材のセールス来宅。
古い墓を処分の見積もりを出してもらい契約。
一段落したところで昼食。
その後、買ってきた去年ルノアールでの原作本を読む。

BGMはラモー。少しでも純喫茶ルノアールに近づけるといった趣向だ。
16時、愚弟ヒデシとその彼女、再来宅。
階下でうちの両親と話している。が、宮本さんは、午前同様、居留守を決行。彼女には一風変わったお兄様的な存在に思えたかも知れないが、宮本さんは宮本さんで、自分の生活のリズムがあるのだ。そう、今まさに寝る体制に入ろうとしていると言うのに、愚弟ヒデシの彼女に挨拶なんかできるかっ!もう寝るのだ。寝るんだからねっ!
…
とはいえ、階下のトークが盛り上がっているらしく、話し声が気になって眠れない。
居留守を決め込んでいたが、NHK-FMをデカデカトと流して、階下の話し声をかき消す作戦に出る。
愚弟ヒデシが帰ったのは18時30分。
結局、それまで寝ることが出来なかった。静かになったところで、就寝。19時前には寝付いたと思う。